朝から疲れる…血糖値の乱高下⁈(栄養学2)
2024.5.17
やる気が出ない、朝起きた瞬間からしんどい人、なんだか疲れる…
そんな方は、血糖値が乱高下(糖代謝異常)している可能性があります。
血糖値とは、血液の中のグルコース(ブドウ糖)の濃度のことです。
ブドウ糖は人間が活動する上で、必要なエネルギー源です。
健康な人でもご飯を食べれば血糖値が上がり
インシュリンの働きにより上がった血糖値が下がるので
血糖値の値は一日の中で変化するものです。
では、血糖値が乱高下するとはどういうことでしょう?
また、血糖値が乱高下するとどのような症状が出るのでしょう?
血糖値の乱高下とは、食後に血糖値が正常値(140㎎/㎗)を超えて急上昇して
その後ジェットコースターのように急降下して、また正常値に戻ることを言います。
血糖値スパイクとも呼ばれます。(以下のグラフのイメージです)
続いて、血糖値の乱高下により出てくる症状を列挙します。
◇イライラする
◇動悸・頭痛・めまい
◇疲労感が強い
◇心が落ち着かない・落ち込む
◇震え・冷や汗
◇眠気など
いかがですか?
お食事の後、眠くてたまらないってい人は身近にいませんか?
上記のような症状が辛く、病院に行ったとしても、はっきりした原因がわからず
一般に原因不明の不定愁訴として診られ、最終的に心療内科にまわされたり
年齢のせい、気候のせいと言われることも多いのではないでしょうか?
だからと言って、このような症状をほっておいていいわけではありません。
なぜなら
血糖値の変動によって自律神経も刺激される
→自律神経の刺激によって血糖値が変動
という悪循環にはまってしまうからです。
一度血糖値を乱高下させてしまうと
次の日に血糖値が急激に上がらない食事をしたとしても数日は影響をうけてしまいます。
そのため、不調が続くという負のスパイラルにはまってしまうのです。
不調が続くと、食後1時間前後から
急速な眠気・脱力感・うつ・気分の落ち込み・頭痛・集中力の低下など様々な不調に見舞われます。
そうなると、勉強・仕事に集中できない、頭がボーっとする。
頭痛、めまいなど低血糖の際に陥る症状が出やすくなります。
そのような状態で、何かを頑張るのは誰であっても難しい物です。
次のブログで改善策を提案します!