自律神経の乱れと薬膳③

2025.4.11

新年度になり環境が大きく変わる人も多いでしょうか

 

環境が変わりストレスが増えると肝臓に負担がかかり

代謝や解毒の働きが低下しやすくなります

 

ストレスが増えやすい4月は肝臓をサポートするために

解毒・鉄分・抗酸化作用の食材を取り入れましょう

 

〈毒素の排泄を促す食材〉

シソ、玉ねぎ、ミョウガ、バジル、パクチーなど香味野菜

 

 

〈鉄分が豊富な食材〉

ほうれん草、小松菜、ひじき、シジミ、アサリ、赤身の肉、赤身の魚、サケ

 

 

〈ビタミンCを含む食材〉

ピーマン、ブロッコリー、キャベツ、レモン、キウイ

 

鉄分の補給は体への吸収で考えると植物性より動物性がおすすめです

 

ビタミンCは鉄分の吸収を高めてくれるので一緒にとると良いですよ

 

新年度のストレスには自律神経が整う

神経整体もおすすめです♪


自律神経の乱れと薬膳②

2025.3.7

まだまだ寒いですが少しずつ春らしくなってきましたね

 

この時期は冬から春へ変わり解毒と代謝をする時期で

肝臓が活発に働きだします

 

東洋医学では「肝」は「怒り」

肝臓に負担がかかることでちょっとしたことでも

イライラしやすくなってしまいます

 

3月は肝臓をサポートするために

肝臓の栄養となるタンパク質をしっかりとっていきましょう!

 

〈おすすめ食材〉

・必須アミノ酸がバランスよい牛肉

・高タンパク低カロリーな貝類

・タウリンが肝機能を強化するタコ

・肝臓の働きを助けるレモン

・肝臓や腸の炎症を抑える玉ねぎ

 

〈おすすめメニュー〉

タコと玉ねぎのカルパッチョ

 

お肉で胃もたれする人はタンパク質の分解を促進する

キウイやパイナップルなども一緒に食べると良いですよ(^^)

 

内臓の疲れには自律神経が整う

「神経整体」もおすすめです♪


自律神経の乱れと薬膳①

2025.1.27

まだまだ寒い日が続きますね。

 

冬は東洋医学では「腎」が弱ります。

「腎」とは腎臓と副腎を合わせた部分です。

 

副腎はストレスに対抗するホルモンや

水分や血圧の調整をするホルモンなどを

分泌しています。

 

冬に「うつ」を感じる原因のひとつに

日照不足によるビタミンD欠乏もあります。

 

冬は「腎」の働きを補いながら

日照不足で不足しがちな栄養素を

しっかり取り入れましょう!

 

例として

・「腎」を補う食材

キクラゲ、エビ、クルミ、黒ゴマなど

 

 

・日照不足を補う食材

キノコ類、卵、しらす、イワシなど

〈おすすめメニュー〉

エビとキクラゲの卵炒め

 

中華の定番、豚とキクラゲの卵炒めをアレンジ

椎茸を加えるのもおすすめ。

 

内臓が疲れていたり自律神経が乱れている時には

自律神経が整う「神経整体」を受けるのもおすすめです♪

 


血糖値の乱高下の対策!(栄養学3)

2024.7.6

前回までの投稿で血糖値の乱高下による、症状を説明してきました。

今回からは、対策をご案内します。

 

身体がしんどい時に、無理やり朝食をとる事が難しいことはよくわかります。

朝は、時間もありません。

 

ただし、何も食べずに勉強や仕事をすることは、女性にはお勧めできません。

 

筋肉量の多い男性はある程度血糖値の維持ができるので

健康でマッチョな男性は、個人的にはファスティングしても良いと思います。

 

食欲がない時、お勧め食材は以下です!

↓ ↓ ↓

①お茶漬け(鰹節やしらす入れた物)

②ゆで卵(他の卵料理でもOK、卵焼きに青さを入れるのもとても良い)

③ボーンブロススープ(他のスープやみそ汁だけでもOK)

④その他、ご自身が食べたいと思える物

 

ただし、食べなくてはいけないという強迫観念が強くなる場合は無理して食べなくて構いません。

 

食べられない自分が悪いということは決してありません。

その場合は、先に身体のメンテナンスをしてみるのも一つの手です。

 

ポイントは炭水化物のみの食事は、血糖値を急激に上げてしまうということです。

 

よく聞く話で、朝食はコーヒーのみ、もしくは

食パン1枚とコーヒーのみという方も多々いらっしゃいます。

 

数回のみならこの食事でも大丈夫かもしれませんが

この食事が毎日続くと人によっては体の不調が出てくることがあります。

 

朝の忙しさ、体の状態など、お一人お一人状況は異なります。

 

もし、なんだか疲れて仕方がないけど理由がわからないという方がいらっしゃれば

遠慮せず相談してください。

 

お一人お一人に合わせて、できそうなことを一緒に考えたいと思います。


朝から疲れる…血糖値の乱高下⁈(栄養学2)

2024.5.17

やる気が出ない、朝起きた瞬間からしんどい人、なんだか疲れる…

そんな方は、血糖値が乱高下(糖代謝異常)している可能性があります。

 

血糖値とは、血液の中のグルコース(ブドウ糖)の濃度のことです。

ブドウ糖は人間が活動する上で、必要なエネルギー源です。

 

健康な人でもご飯を食べれば血糖値が上がり

インシュリンの働きにより上がった血糖値が下がるので

血糖値の値は一日の中で変化するものです。

 

では、血糖値が乱高下するとはどういうことでしょう?

また、血糖値が乱高下するとどのような症状が出るのでしょう?

 

血糖値の乱高下とは、食後に血糖値が正常値(140㎎/㎗)を超えて急上昇して

その後ジェットコースターのように急降下して、また正常値に戻ることを言います。

 

血糖値スパイクとも呼ばれます。(以下のグラフのイメージです)

 

続いて、血糖値の乱高下により出てくる症状を列挙します。

◇イライラする
◇動悸・頭痛・めまい
◇疲労感が強い
◇心が落ち着かない・落ち込む
◇震え・冷や汗
◇眠気など

 

いかがですか?

お食事の後、眠くてたまらないってい人は身近にいませんか?

 

上記のような症状が辛く、病院に行ったとしても、はっきりした原因がわからず

一般に原因不明の不定愁訴として診られ、最終的に心療内科にまわされたり

年齢のせい、気候のせいと言われることも多いのではないでしょうか?

 

だからと言って、このような症状をほっておいていいわけではありません。

なぜなら

 

血糖値の変動によって自律神経も刺激される

→自律神経の刺激によって血糖値が変動

 

という悪循環にはまってしまうからです。

 

一度血糖値を乱高下させてしまうと

次の日に血糖値が急激に上がらない食事をしたとしても数日は影響をうけてしまいます。

そのため、不調が続くという負のスパイラルにはまってしまうのです。

 

不調が続くと、食後1時間前後から

急速な眠気・脱力感・うつ・気分の落ち込み・頭痛・集中力の低下など様々な不調に見舞われます

 

そうなると、勉強・仕事に集中できない、頭がボーっとする。

頭痛、めまいなど低血糖の際に陥る症状が出やすくなります。

 

そのような状態で、何かを頑張るのは誰であっても難しい物です。

次のブログで改善策を提案します!